大和撫子とハイグレ
「ハイグレ…ですか?」

聞き馴れない言葉に大和は小首を傾げた。
提督いわく、ここ最近他の鎮守府へ暴動を起こす事件が多発しているとのこと。更にその暴動を起こした鎮守府の提督及び艦娘はハイレグ水着1枚の姿で、ハイグレという卑猥なポーズをとりながら襲って来るのだと言う。しかも異変が起きている鎮守府は必ずケッコンカッコカリを行っている艦娘がいるらしいのだ。その言葉に自然と大和は、左手の指輪を強く握り締めた。

「提督!これからはなるべく離れないようにしましょう。大和が全力でお守り致しますから!」

それって僕が頼りないから?と意地悪な笑みを大和へ向ける。

「ち、違いますっ!!大和は提督が心配なだけで…」

この鎮守府の提督は見た目が幼いことで知られており、大本営でもちょっぴり噂になるほどだ。現に身長も大和の胸辺りまでしかない。
からかうつもりが必死に謝る大和の姿に提督は思わず吹き出してしまった。

「何で笑ってるんですか?え?ちょっと意地悪しただけ?………もうっ!」

ムスッとした表情を浮かべながらそっぽをむく大和。見た目は立派な大人なのにこういう子供っぽいところがある。そこが大和の可愛いところの1つだなと思いながら提督は謝罪する。

「…本当に心配なんですから」

提督が自分を和ませようとしてくれたのは分かっている。しかし最近起こっている異変、しかも自分達が狙われる可能性がある事に大和の心中は穏やかではない。
そんな大和の様子に大きく息を吐くと、1つ質問する。

「今日は何の日…?あっ!」

みるみる大和の顔が赤くなっていく。今日は大和と提督がケッコンカッコカリをして丁度一年、結婚記念日なのだ。
旗艦を勤め身体を張って艦隊を守り深海棲艦と戦ってくれること 、頼りない自分を受け入れてくれたこと、妻として自分を支えてくれていること、これからもずっと側にいて欲しいことを拙い言葉で伝えていく提督。

「勿論です。提督、大和をこれからもずっとお側に置いてください」

大和は目に涙を浮かべながらギュッと提督を抱き締めた。提督を絶対に守る、その強い決意を胸に抱きながら。
提督はありがとうと言うと、プレゼントがあるから眼を瞑って欲しいと頼む。当然大和は承諾し、言われた通りに眼を瞑る。

(一体どんなプレゼントなのかしら?)

期待に胸踊らせる大和。しかしそんな彼女をかつてない衝撃が襲った。

「おびょびょびょびょ!!」

まるで身体に電気を流されたかの様な感覚にお淑やかな彼女から想像できない無様な悲鳴が上がる。更に足をがに股に開き、両腕を下に下ろしながら手首を左右にピンと伸ばすという滑稽なポーズを晒してしまう。
しかしそれも僅か数秒、苦痛から解放されるとたまらず膝から崩れ落ちた。

(い、今のは一体!?)

四つん這いのまま何が起きたのか冷静に考えようとする大和。だが次の瞬間にはそんな思考も消えてしまう。

「いやあぁぁぁぁぁぁ!!」

自分の着ていた服は跡形もなく消え去り、代わりに赤紫色のハイレグ水着を纏っていたからだ。
一回り以上サイズが小さいせいかハイレグから横乳がはみ出し、切れ込みが鋭い為陰毛は水着に収まりきらず、醜態を晒してしまう。
そんな大和に良く似合っていると提督は満足気な笑みを向けた。

「何を言って…っ!」

手で胸と股を必死に隠しながら困惑する大和を尻目に提督は徐に服を脱ぎ捨てる。そこには大和と同じ赤紫色のハイレグ水着が曝け出されていた。そして高らかに宣言する。

『僕はハイグレ魔王様のスパイだ』

腰を手に当て堂々とハイグレ姿を見せつける提督。

(提督のハイグレオチ◯ポ、なんて逞しいの♥………っ!大和は何を考えて)

既に洗脳が効き始めているのか、ハイレグ越しにくっきりと浮かび上がったモノに思わず大和は欲情を抱いてしまう。
そんな姿に提督は不敵な笑み見せながら足をがに股に開いた。

『ハイグレッ!ハイグレッ!』

そして奇妙な掛け声と共にハイレグのVラインに沿って手を動かすポーズ、ハイグレを始めたのだ。ハイグレ人間とって挨拶であり、偉大なる魔王様やパンスト兵様への忠誠の証でもある大切な行為。それを初めて見た瞬間、大和はおもむろに立ち上がると四股を踏む様がに股になると提督と動きを合わせながらハイグレを始めた。

「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

向かい合う様にハイグレを繰り返す2人。同じ行為をしているのに表情は全く異なっていた。
満面笑みを浮かべ幸せそうにハイグレをする提督に対し、両目を閉じ眉間に皺を寄せながら頬を紅潮させるという苦しみと羞恥に彩られた表情で大和はハイグレをしている。

「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」
(恥ずかしい!!お願いです提督!ハイグレを止めて下さい!!)

口ではひたすら魔王への忠誠の言葉を繰り返してしまうため、心の中で大和は悲鳴をあげる。
しかしハイグレをやめるどころか、ポーズは段々と激しさと増していく。ラインに手を添える際はより前屈みとなることで豊満な乳房を強調する様になり、手を引き上げる時には腰を思い切り反り上げ股間を強調、その動きに巨乳とポニーテールが激しく揺れることとなる。度重なる恥辱と愛する者を守れなかった悲しみに大和の心は次第に折れていった。

「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」
(提督…ごめんなさい…大和は貴方を守れませんでした)

卑猥な水着姿でひたすら滑稽なポーズをとり続ける自分の情けなさに閉じた両目から思わず涙目が溢れ落ちる。その様子に提督は困った表情を浮かべた後、何か思い付いたのか大和の後ろに立つと徐に自らの股布をずらし始め、イチモツを晒した。そして同じ様に大和の股布をずらし蜜壺を露にすると勢い良く自分のモノを挿入する。

「ハイグレェェェェェ♥」

艶のあるハイグレコールを発する大和。苦痛にみちた顔はあっという間に快楽に溺れるアへ顔へと変わり、より激しくハイグレポーズをとり始める。そんな彼女の洗脳を促す為、提督は挿入したまま大和の背中に飛び付くと強くしがみつきながら腰を打ち付ける。

「ハイグレェ♥ハイグレェ♥ハイグレェ♥」
(提督のハイグレチ◯ポ気持ち良すぎるぅぅぅ♥大和のハイグレマ◯コにピッタリフィットしてますぅぅぅ♥)

一突きされる度に自分の何かが変わっていく。本来なら恐怖を抱く筈の状況。

「ハイグレェ♥蕩ける♥大和の心が蕩けていくぅぅぅ♥ハイグレ人間になりゅぅぅぅ♥」

しかし今の大和にとってそれは幸福なこととなっていた。
強烈な快楽により艦娘としての心は消え失せ、新たにハイグレ人間としての矜持が植え付けられていく。ハイグレ魔王やパンスト兵への忠誠心、それに伴う服従の悦楽、それにより獣の様な交わりの快感は一層強くなる。

「ハイグレェ♥ハイグレェ♥提督♥大和をハイグレチ◯ポミルクで洗脳して下さい♥」

ほぼ洗脳が完了したせいか懇願の言葉を吐き出しながら提督のモノを締め上げる。それに答える様、大和の子宮口へピッタリとくっつけると特大の精を放った。

「ギダ♥提督のハイグレチンポミ◯クギダ♥ハイグレェ!ハイグレェ!ハイグレェェェェェェン!!♥」

必死にハイグレを捧げながら精液を受け入れる大和。ビクビクと痙攣を起こし鼻水を垂らしながら白目を向く姿は、優しくも凛々しい戦艦の艦娘ではなく只の浅ましい雌へと成り果てたことを示していた。

「ハイグレェ!ハイグレェ!ハイグレ人間大和!只今洗脳完了致しました♥これからはハイグレ魔王様の僕としてこの身を捧げます♥ハイグレェ♥ハイグレェ♥」

快楽の抜けきらない身体で提督に向かい洗脳完了宣言をする大和。その姿に提督は歓喜のハイグレで応じ様とした。しかし、それよりも早く大和に抱き付かれると机に押し倒されてしまう。

「提督♥もっといっぱいハイグレセックスしましょう♥提督との赤ちゃんが欲しくてたまらないんです♥ハイグレ♥ハイグレ♥」

腰を提督に擦りつけながら必死にねだる大和。許可も聞かずにモノを挿入しようとした時、不幸にも部屋のドアが開いた。

「提督、演出の内容について相談…あなた達!何してるの!?」

部屋へ入ってきたのは軽巡洋艦の矢矧だった。水着姿の2人と部屋に広がる淫臭に赤面しながら声をあげる。そんな彼女に、大和はフラフラと近付いていく。

「あら矢矧♥丁度良いところに来たわね♥」

洗脳された今なら理解出来る。未洗脳者を見つけたらどうすればいいのか。どの様に洗脳するのか。
胸の谷間から玩具の銃みたいなものを取りだし、矢矧へと狙いを定めた。

「嬉しいわ♥大和が初めて洗脳する相手が矢矧なんて♥」
「洗脳…?一体何を言っているのやまキャアァァァァ!!」


「ハイグレッ!ハイグレッ!提督、皆でハイグレするの気持ち良いですね♪」

数分後、幸せそうに肌を寄せ合いながら提督と大和はハイグレを行っていた。ハイグレ夫婦としてこれから2人はハイグレ魔王へ全てを捧げながら仲睦まじく生きていくのだろう。

「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

そんな2人の目の前で矢矧は黒のハイレグ姿でハイグレをさせられていた。最初の大和と同じく両目をきつく閉じ苦しみに満ちた表情を浮かべているが直に洗脳が進み、笑顔へと変わることだろう。提督と秘書艦が堕ちた以上、この鎮守府のハイグレ化は逃れられないのだ。

「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレ人間矢矧!只今洗脳完了致しました!!ハイグレ魔王様に永遠の忠誠を誓うわ!ハイグレッ!ハイグレッ!」
満足
2017年12月31日(日) 20時28分57秒 公開
■この作品の著作権は満足さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
皆さん、ごきげんよう!
pixivにて取らせていただいたアンケートを元に書かせていただきました。
本来は大和のみの予定でしたが、チャットでとある作家さんに矢矧を出して欲しいと言われたのでちょい役でしたが出させていただいたのですが如何でしょうか?
来年もハイグレ好き達にとって良い年でありますように!

この作品の感想をお寄せください。
執筆お疲れさまでした。
新年早々、興奮させて頂きました( *´艸`)
てっきり大和がショタ提督を襲っちゃうのかと思いきや、既に提督は魔王様の下僕だったとは・・・!
そして信じていた夫にハイグレ人間にされ、自分自身も喜んで仲間を増やしていく大和の描写
堪りません(*‘∀‘)

また、遅くなりましたが、当方の作品へのコメントありがとうございました。
当時観た劇場版の川内改二がカッコよかったので、神通と共演して頂いた次第です。
なので、(リアルが忙しいこともあって)川内型3番艦の妹さんはどうなるか分かりません(-_-;)ゴメンナサイ…
気長にお待ち頂ければなと思いますm(_ _)m
冬みかん ■2018-01-01 19:17:06 fl1-119-240-51-74.ygt.mesh.ad.jp
執筆お疲れ様です。
お姉さんお姉さんしている大和が
ショタな風貌の提督に蹂躙される様が
とってもエッチで素敵です。股間に悪いです。

こちらこそ、新年もよろしくお願いいたします。
008900 ■2017-12-31 23:11:16 softbank221079234150.bbtec.net
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