悪夢が世界を包もうとした時
キーンコーンカーンコーン
「これで授業を終わるよ」
それは社会という長い授業の終わりを告げる鐘だった
「起立、礼、ありがとうございました!」
そして、全員一礼。
ここはとある中学校。東京よりも北の中学校だ。
「んー疲れたね。華菜」
「そうだね」
私は七海。友達の華菜とは幼稚園から一緒で親友である。
「ねえねえ、七海。こんな噂があるんだけど知ってる?」
急に華菜がスマホの画面を見せてきた。するとこんな記事が載っていた。
『で水着を着た露出魔?』
◯△×町といえば私が住んでいる町の隣町だった。
「露出魔?」
本当に居るだろうか。
「うん」と華菜は頷いた。
「しかもこの露出魔はね、通行人を襲っているらしいよ」
「それってヤバくない?」
「だけど、警察が警備を強化しているから大丈夫じゃないかな?」
私を安心させようと思って七海はこう言った。
「そ、そうだね」
だけど、私は不安しかなった。

1/10に更新
誰かさん
2018年01月10日(水) 20時28分13秒 公開
■この作品の著作権は誰かさんさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
まずは明けましておめでとうございます。
第四回の「夜の出来事」の続きです。
とりあえず予定がアレなので、落ち着いたらまた書きます

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