ハイグレ女 【18禁】 |
作者コメント・・・ハイグレハーレムの続きが煮詰まったので、唐突に思い浮かんだ作品をとりあえず書いたので投稿します。 ちなみに元ネタは都市伝説の口裂け女ですが、タイトル以外あんまり関係なくなっています。 作者の趣味でTSFや男の娘(作中ではショタですが、作者のイメージとしては男の娘です)が登場します。苦手な方は御注意ください。 念のため、当作品は18禁です。 「ねえ、やっぱりやめようよ」 「もう、今さら何言ってるんだよ。そんなに嫌なら、お前だけ帰れよ」 「今さら僕だけで帰るなんて嫌だよ」 「だったら、うだうだ言うな」 夏休みの真っただ中であるこの日の夜。2人の男の子が暗闇の中を歩いていた。一人は良く日焼けし、体も大きくガッチリとした体格の和雄。もう一人は、対照的に肌は白く線も細い体の小さな竜太。歳は小学校中学年と言うところだろうか。 どう見ても凸凹コンビなのだが、幼馴染である二人は、夜とは言え気温も高く、ムシムシした中を歩いていた。 2人が持つ携帯電話の時計は既に23時を回っていた。 そんな時間に2人が出歩いてる理由。それは和雄が夏休み前に仕入れた、怪談を確かめるためであった。 それは8月19日午前0時に、町外れの公園にハイグレ女が現れるというものであった。そしてそのハイグレ女に出会った者は、そのハイグレ女の仲間に引き込まれてしまうという。 子供らしく好奇心旺盛な和雄は、ハイグレと言う意味はよくわからなかったが、そのハイグレ女が本当にいるのか、確かめにきたのであった。幼馴染の竜太を巻き込んで。 竜太としては気が進まなかったが、和雄の強気に押し切られてしまった。 こうして二人は、こっそりと家を抜け出すと途中で合流し、懐中電灯の灯片手に町外れの公園へと向かっていた。 「よし、着いた!」 目的の公園に着いた。どこにでもある児童公園。昼間は人通りもそれなりにある公園も、この時間に人影はなかった。ただ周囲の木々で鳴くセミの鳴き声と、街灯のボンヤリした灯に照らされた遊具が、不気味に浮かび上がっていた。 近くに立つ時計を見ると、後5分ほどで午前0時だった。 「誰もいないよ。やっぱりくだらない噂話だよ」 「かもしれないけど、あと5分だけ粘ってみようぜ」 「粘ってもどうせ誰もこないよ」 と竜太が言った時である。 「?なあ、足音が聞こえないか?」 「え!?・・・本当だ」 小さいが、確かに足音が聞こえてきた。そしてその音は段々大きくなる。 「ま、まさか本当!?」 「おい、隠れようぜ!」 「う、うん!」 2人はとっさに近くの遊具の陰に隠れた。そして少しだけ顔を出して、足音の方を見る。 最初は影しか見えなかったが、次第にはっきりとその姿が見えてきた。 「お、女の人!?」 「マジかよ」 季節的に場違いなコート姿であったが、長い髪から見て明らかに女性であった。2人はバレないようにヒソヒソ声になりながらも、噂話通りの展開に目を瞠る。 「あ、あれがハイグレ女!?」 「かもな」 「ところで和雄。ハイグレて何だろう?」 「さあ?・・・て、おい!」 和雄が小さいが驚きの声を上げる。 「え?・・・うわ!」 その光景に竜太も驚いた。やって来た女は、公園のど真ん中まで歩いて行くと、突然着ていたコートを脱ぎ去ったのである。そしてその下から出てきたのは。 「水着!?」 「エロイ」 女が立った場所はちょうど電灯の真下であった。そのため、その姿がはっきりと二人からも見えた。 コートの下に女が着ていたのは、水着であった。しかも股間がやたら急な切れ込みになっているデザインで、その周囲には黒い下着のようなものをつけていた。 2人は知らなかったが、水着はワンピース型のハイレグ水着で、下着のようなものはレース付きのストッキングと、それを吊っているガーターベルトであった。 小さいとはいえ、2人も男の子である。大人の女性の刺激的な姿に、驚きと共に興奮を覚えずにはいられない。 さらに2人にとって衝撃的なシーンが繰り広げられる。 水着姿になった女性は、突然両脚を蟹股にして腰を落とし、そして手を水着の鋭い切れ込みのラインに添えるように落とした。 2人が何をするのかと息を飲む中。 「ハイグレ!」 女性はその言葉を口にするとともに、体を大きく上下させるとともに、両手もラインに沿って上下させた。 「ハイグレ!ハイグレ!」 それも1度ではない。2度、3度と続けていく。 「ハイグレ!ハイグレ!」 何度も続けていくうちに、2人は理解した。よくわからないが、どうやらハイグレ女のハイグレとは、今目の前でコマネチのようなポーズをとりながら、ハイグレを連呼することらしいと。 「あれがハイグレ女」 「みたいだな」 「本当にいたんだ」 2人はその姿に釘付けになっていた。暗がりの中で見ても、女性は均整の取れたスタイルで、世間的に言えば美女と言ってよい。そんな女性が、胸元を大きく開けて下半身を大きく露出した水着に身を包み、滑稽なポーズを取っている。それでもって、体を上下するたびに胸がプルンプルンと水着に包まれても分かるくらいに震え、そして水着とストッキングとの間の素肌が、光に照らされて艶めかしく光っている。 さらに。 「ハイグレ!ハイグレ!」 心なしか、彼女のハイグレと言う言葉が、段々と甘くエロくなっているように、2人は感じられた。 目の前で繰り広げられる刺激的な光景に、2人は見とれてしまっていた。 しかし、そんな時間は唐突に終わった。 「ハイグレ!・・・アハ!やっぱりハイグレは最高ね。この喜びを是非とも教えてあげたいわ。ねえ、そこのお2人さん」 ポーズを止めた女は、2人が隠れていた遊具の方に顔を向けて言った。 「バレてる!?」 「逃げるぞ!!」 「あらあら。でも無駄よ」 2人は慌てて公園の出口目がけて駆け出したが。 「うわ!?」 「いて!」 突然壁にでも当たったかのように、体が弾かれた。 「え!?うそ!!」 「何だよこれ!!」 確かに向こうは見えているのに、公園の出口に目に見えない壁のような物ができていた。2人はその壁をドンドンと叩くが、消える気配はない。 「この公園の周囲にはシールドを張ったわ。だからあなたたちは外に出られないし、外から誰も入ってこない。ついにで、外から中の様子も見えないわ」 2人は壁に悪戦苦闘している間に、女が背後まで来ていた。そしてその手には、玩具の銃みたいなものを手にしていた。 「ひい!?」 「クソ!」 追い込まれた2人。 「ウフフフ。これはいいわ。あなたは私好みよ。きっとカワイイハイグレショタになるわ。でも君は、私のタイプじゃないわね・・・そうね、私好みの姿に変えてあげるわ。光栄に思いなさい・・・じゃあまず。あなたから」 女は銃の銃口を、まずは竜太に向けた。 「カワイイ、ハイグレショタにおなりなさい」 「危ない!・・・うわああああ!?」 「和雄!!」 女が銃の引き金を引いた瞬間、和雄は竜太の前に飛び出した。そして、銃口から放たれた光線をモロに受けてしまった。 光線を受けた和雄は、その瞬間体中に走った違和感に悲鳴を上げてしまった。その違和感は、これまでの人生で感じたものとは異質なものであった。 痛いとか痒いとか、そう言う不快感は全くなかった。ただ自分の体が変えられているということだけは自覚できた。特に胸や股間、お尻の周辺がおかしかった。 とはいえ、その違和感を感じたのはほんの数秒のこと。すぐにそれとは別の違和感が襲い掛かってきた。 先ほどまで来ていた服や下着の感触が消え、代わりにやたら体に密着するように貼りつくような感触と、今まで感じたことのない締め付けと刺激的な感触。そして足からは持ちあげられる感触。 その感触を感じ取れたのもほんの数秒。ほんの数秒なのに、和雄はしっかりと知覚出来た。 だがそれらに疑問を口にすることはできなかった。 光が消えた瞬間、彼の体は勝手に動いていた。脚は蟹股になり、腰を落とし、両手も下がる。 そして。 「ハイグレ!」 体を大きく上下させ、両腕も上下し、口から出たのは先ほどハイグレ女が口にしたのと同じ言葉であった。 「ハイグレ!ハイグレ!」 どうして自分がこんなことをしているのか?普通であればそう考えるところだろうが、和雄の体を口は勝手に動き、そして彼の精神はそんなことを考える余裕などなかった。 「ハイグレ!ハイグレ!」 ハイグレをするたびに、体中からこれまで感じたことのない甘い刺激が襲い掛かり、和雄の精神を侵食していく。 今の彼に、自分の体に起きたことや、今自分の体に起きていることを考えることはできなくなっていた。ただただ、変化した体とハイグレの快感に身を任せることしかできなかった。 「ハイグレ!ハイグレ!アアン!!」 そして絶頂に達した彼女は、ハイグレに完全な虜になった。 ようやくポーズをやめた和雄。しかし、そこにいるのはもはや身も心も和雄ではなかった。 「ハイグレ人間カズミ、洗脳完了しました!」 「どうカズミ、今の気分は?新しい体とハイグレの感想は?」 「最高です!」 カズミは自らの変わり果てた姿に、全く疑問を感じなかった。むしろ、自分がハイグレ人間になったことを心の底から喜んでいた。 カズミは改めて自分の体を見る。グローブに包まれた小さくなった手に、やはり細く、白くなった四肢。スラッとした両脚にはニーソックスがつき、そして先ほどまで履いていたスニーカーはハイヒールに変化していた。 年齢相応で胸はないが、一方で股間の男性の象徴もなくなり、代わりに体内に女性器が備わり、そしてハイレグの股布が出来上がったばかりの女性自身をキツク引き締め、彼女に刺激を与えていた。 頭から伸びる髪はしなやかな長髪となり、可愛らしい髪飾りでまとめられている。顔は多少面影が残っているが、男の子の人気をさらうこと間違いなしのものに。 光線を浴びる前、坊主頭のやんちゃぼうずという印象だった和雄は、ハイグレ美少女カズミとなった。 「そ、そんな・・・和雄が女の子に!?しかもハイグレに!!」 ものの1分で、友人が変わり果ててしまったことに、竜太は呆然となっていた。 「どう竜太?可愛いでしょ、ハイグレ!ハイグレ!」 呆然とする竜太を他所に、和雄改めカズミは、自分の体とハイグレポーズを見せつける。 「さあ、今度こそあなたよ」 あまりのことに、竜太は動けなかった。そしてその瞬間を、ハイグレ女は見逃してはくれなかった。 「え?・・・うわあああ!?」 逃げ出すことも抵抗することもできないまま、竜太も銃から発射された光線を浴びてしまった。 光線を浴びた瞬間、竜太もまたこれまでに感じたことのない違和感を感じていた。体全体をマッサージされるような、甘く温かな感触であった。 その感触が過ぎ去ると、次の瞬間に来たのは、体を締め付けられる、これまた未知の感触だった。 そして。 「ハイグレ!ハイグレ!」 光から解放された竜太は、カズミと同じくハイグレを連呼し、ポーズを取っていた。 「ハイグレ!ハイグレ!」 徐々にその声が甘く歓喜を含んだものへと変化していき。最後は。 「ハイグレ!ハイグレ!ウンアアア!!・・・ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ人間リュウタ、洗脳完了しました!」 「おめでとう!リュウタ!リュウタもハイグレ人間になったんだね!」 「うん、カズミ!」 「ウフフフ、オチンチン大きくしちゃって」 「だって、気持ちいいんだもん。ハイグレ」 リュウタは多少気恥ずかしそうにしたものの、悪びれることなく答える。 リュウタは黄色のハイレグを着て、グローブとニーソ、ハイヒール姿になっていた。ピンク色と色違いだが、それはカズミと同じ姿だった。 もともと線も細く、和雄に比べて小さな体だっため、体格差はカズミとそれほど大きくない。 しかしながら、股間のオチンチンだけはどうにもならなかった。ハイレグは彼の体に合っているのではみ出すようなことはないが、ハイグレポーズの刺激によって膨らみ、ハイレグの股布を膨らませていた。 しかしそこはハイグレ人間。カズミはそれがハイグレの喜びを感じていると分かっているので、嫌悪感などなかった。 「ウフフフ。あなたも成功ね。竜太君だったわね、気分はどう?」 「はい、ハイグレ女さん。最高です!ハイグレがこんなに気持ちいいなんて。ハイグレ!ハイグレ!」 ハイグレポーズを決める竜太。手がハイレグのラインに沿って降ろされると、自然と股間の膨らみも強調される。その様子を、ハイグレ女は満足そうに見ていた。 「喜んでもらえたのならそれでいいわ。あなたたちは今日から、ハイグレロリとハイグレショタとして新しい人生を楽しみなさい」 「「はい!ハイグレ女さん!ハイグレ!ハイグレ!」」 2人は並んで、ハイグレ女にハイグレをする。息もピッタリで、実に堂々としたハイグレだ。 「ハイグレ!ハイグレ!さあ二人とも、行くわよ。私たちの楽園に!」 「「ハイグレ!ハイグレ!!」 ハイグレ女に連れられて、ハイグレロリとハイグレショタにされたカズミとリュウタは公園から姿を消した。 この日以降、和雄と竜太と言う2人の少年の姿を見たものはいない。 一方で、ハイグレ女の噂話にハイグレロリとショタが加わるのであった。 |
Y
2018年10月29日(月) 17時05分44秒 公開 ■この作品の著作権はYさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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男の娘ハイグレ、楽しませていただきました。誰にだって行き詰まることありますよ。時には立ち止まって整理することも必要です。 ハイグレハーレムに関してのネタ提供ならいくつか。大人しい、無口無表情、幼女、母娘等です。 |
密かに応援 | ■2018-10-28 20:42:33 | i121-118-91-126.s41.a036.ap.plala.or.jp |
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