○ハイグレスパイ(超微修正版) |
西暦20XX年。地球は未曽有の危機に晒されていた。なぜなら、ハイグレ魔王軍と名乗る宇宙からの侵略者が、世界規模で攻撃を開始した為だ。侵略とはいっても、破壊活動や殺戮、略奪などは一切行わない。ハイグレ光線と呼ばれる光線を用いて、標的をハイレグの水着姿――ハイグレ人間とよばれる――に変え、自軍の配下へと洗脳するのだ。 その標的となるのはいずれも女性だ。ハイグレ光線を浴びた女性は、若く美しい姿となり、色とりどり、様々なデザインのハイレグ水着を着て、ハイグレポーズと呼ばれる卑猥なポーズを繰り返す。一方、男性はというと、ハイグレ人間達の庇護下に置かれて生活をさせられる。愛する妻や家族、恋人を事実上の人質に取られている以上、従う以外に道は無かった……。 ハイグレ人間に洗脳された女はハイグレ魔王軍に忠誠を誓い、自分の夫や恋人といった最愛の男性に嬉々として一途に性的な奉仕に尽力し、愚劣なる未洗脳女達をハイグレ人間に洗脳すべく日夜活動を続けている。世界がハイグレ魔王軍の手に落ちるのも時間の問題であった……。 「お疲れ様です、浩子さん! 今日もご無事で何よりです。何か分かった事はありますか?」 ここはハイグレ軍に対抗するレジスタンスの秘密基地。地球人も決してやられたままでは無かった。決して諦めることなく、必死でハイグレ魔王軍と闘い続けていた。 「ええ、大丈夫よ。ハイグレ魔王軍なんかに負けるものですか! 皆も諦めてはダメよ。侵略者に絶対に屈してはいけないわ」 彼女は央春日部浩子。レジスタンスのエースにして、中心人物の一人だ。 「それより主人……こほん、央春日部博士はどこかしら? 彼に報告をしなければいけない事があるの」 「博士でしたら、第一研究室にいらっしゃる筈ですよ。いつも危険なスパイ活動に従事して……。博士に顔を見せて、安心させてあげて下さいね」 レジスタンスの女性からかけられた言葉に、優しく微笑む浩子。彼女はレジスタンス最強の戦士にして、ハイグレ人間に成りすましてハイグレ魔王軍に潜入活動を行うスパイなのだ。美しい容姿にグラマラスな肢体、そして高い戦闘能力。幸か不幸か、スパイにはうってつけだ。 だがしかし、浩子は自らの意志でスパイに志願したのだ。ハイグレ魔王軍を倒し、ハイグレ人間にされた女性達を全員無事に元に戻し、夫や家族、恋人の元に本当の意味で帰す。それが浩子の夢だった。 「おお、お帰り浩子! 無事に帰って来てくれて本当に良かったよ。何か緊急の報告でもあるのかい?」 「ただいま、あなた」 浩子はレジスタンスのリーダー・央春日部孝博士の傍に寄り、唇にキスをする。 「細かい事はまだ分からないけれど、ハイグレ軍は近々大規模な攻撃を仕掛けるみたいなの。レジスタンス各支部にも、すぐに通達すべきだわ。最近、また一つ支部がやつらに落とされたばかりだもの……」 浩子は気丈さを失わないものの、悲痛な表情で告げる。これまでも多くのレジスタンスの仲間の女性達がハイグレ人間にされてきた。そして男性達が専用の居住区に連れて行かれ、ハイグレ人間の庇護下に置かれてきた。なんとしてでも、この状況を打破したかった。 「すまないね、浩子。大切な君にこんな危険な任務に従事させてしまって。あんな連中と同じ格好をして、嫌だろう? 私もハイグレ人間を元に戻す方法を全力で見つけてみせるさ。我々地球人は、侵略者に絶対に屈してはいけないんだ!」 「辛いのはお互い様でしょう? まあ水着なら……セクシーなマイクロビキニが良いわね。あなたに見せてあげたいわ。もちろん、私の生着替えもばっちり見てくれないと、拗ねちゃうわよ? もし良ければ、何も着ないでも❤ こんな腕っぷししか取り柄の無いゴリラ女を大好きになってくれて、結婚してくれた世界一素敵な旦那様だもの。女として、目一杯誘惑したいわ。大好きなあなたを一生独占しちゃうんだから♪ あなたも私をちゃんと独占してよね? 愛する旦那様に独占されたくてたまらない妻の気持ち、分かってよ」 孝を励ます様に、悪戯っぽい笑みを浮かべてウィンクする浩子。孝とのこんな何気ないやり取りも、彼女にとっては至福の一時だ。 しかし突如として、警報のサイレンがけたたましく鳴り響いた。これはただ事ではない。 「博士、大変です! ハイグレ軍が基地に接近しています! どうやら、この場所が敵にバレたようです!」 「バリアシステムはどうなっているんだ!? 作動している筈だろう?」 「どうやら、何者かにシステムを弄られているようです! まさか……ハッキングされたのでしょうか!?」 「奴らの科学力は、我々の想像以上だったという事か……!」 「あなた、今はそんな事を言っている場合ではないわ。直ちに迎撃準備を! 急ぎましょう!」 孝や浩子達は基地の正面入り口に向かって走り出す。浩子は『ついにこの時が来たか』といわんばかりの表情を浮かべた。 正面入り口には、既に激撃態勢が整っていた。無論、脱出用の裏口を確保する事も忘れない。戦力としては絶望的ではあったが、諦めるものは誰一人としていなかった。 そして轟音と共に、入り口の防護扉が吹き飛ばされる。大勢のパンスト兵がなだれ込んできた。そして迎撃の為に銃を構えるレジスタンスの面々。 だがしかし―――― 「待って!」 ハイグレ光線銃を構えるパンスト兵の大軍相手に全く怯むことなく、毅然とした態度で歩み寄る浩子。彼女の全身からは、ただならぬオーラが滲み出ているようでもあった。浩子は何をするつもりなのであるか? だが最強の戦士である浩子ならばきっとやってくれる。そんな期待が、孝をはじめレジスタンス達の胸に宿っていた。 「皆様、お待ちしておりました」 優しく微笑む浩子。 「浩子、どういう事だ? ……まさか!?」 「うふふ、それはこういう事よ」 浩子はシャツのボタンを外し、勢いよくシャツをはだけた。美しいピンク色の乳首と、形の良い豊満な胸が露わになる。 「最初にハイグレ魔王軍に潜入した時にね、ハイグレ人間に洗脳していただいたの。私はずっとハイグレ魔王軍の僕だったのよ」 浩子は煩わしそうに服を脱ぐ。 「見て下さい……私の裸……❤」 色っぽい声を出して全裸になった浩子は、皆の前でがに股を開き、一本の毛も生えていない膣を見せつけるようにしてキレの良いハイグレポーズを繰り返した。 「ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ人間だからといってハイレグ水着を着ていると思ったかしら? 私は裸ハイグレ人間! 未洗脳者供の浅知恵では見抜けなかったようね。うふふ……アハハ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ!」 「浩子……浩子! 止めてくれ、正気に戻ってくれ!」 最愛の浩子が皆の前で堂々と裸身を晒し、ハイグレポーズを繰り返す。孝は受け入れたくは無かったが、目の前の出来事が事実だった。 浩子は男性達に視線を向けた。 「さあ、大人しく投降しましょう? 奥さんや彼女さん、ご家族は、あなた達に会いたがっているわ。皆、あなた達と一緒に暮らしたくてたまらないのよ。あなた達を想って、毎日枕を涙と愛液で濡らすハイグレ人間達の気持ちを考えてあげて? 決して悪いようにはしないわ」 続けて、女性達に視線を向ける。 「無駄な抵抗は止めて、ハイグレ人間になりましょう。下らない人間である事を止めて、ハイグレ人間に生まれ変わるの。美しい容姿や肉体、永遠の若さだって手に入るわ。愚かな戦いなど止めて、愛する男性に尽くして幸せに暮らす。そっちの方が何倍も素晴らしい人生というものでしょう!」 動揺を隠せないレジスタンスの面々を、どこか憐れむような、小馬鹿にするような目で見つめる浩子。だが、お喋りはここまでだ。 「かつては共に戦った身。特別に、私とお揃いにしてあげるわ。さあ、パンスト兵様! この女達を裸ハイグレにして下さい!」 浩子の声と共に、パンスト兵達が構えたハイグレ洗脳銃が一斉に火を噴いた。眩いハイグレ光線が、基地を包んでいった。 「きゃああ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ!」 「ああ、裸って気持ち良い! ハイグレ❤ ハイグレ❤ ハイグレ❤」 女性達は、次々と裸ハイグレ人間に洗脳されていく。 「止めて! 離して! いやああああ! ハイグレ❤ ハイグレ❤ ハイグレ❤ ありがとう♪」 「お願い、正気に戻って……きゃあああ! ハイグレ❤ ハイグレ❤ ハイグレ❤ 嬉しいわ」 「ハイ……グレ! ハイ……グレ! いや……こんなの……」 「ほら、もっと見て? もっと触って、私の裸♪ 私達の仲じゃない、今すぐヤりましょう❤」 瞬時に洗脳される女もいれば、洗脳に抵抗する女もいる。ある女は嬉しそうに、ある女は辛そうに、ある女は気持ち良さそうにハイグレポーズを繰り返す。 裸ハイグレ人間の数は確実に増えて行く一方であった。 こうして、瞬く間に基地は制圧された。女性達は一人残らず裸ハイグレ人間に洗脳され、男性達は全員拘束された。一ヶ所に集められた男性陣の前で女性陣は嬉しそうにハイグレポーズを繰り返す。その表情は、ハイグレ人間に洗脳された喜び、未洗脳者の服を着なくて済む嬉しさ、性的な興奮など、様々だ。 「ねえ、あなた? 私、もう我慢出来ないの。今までずうっとお預けだったから、溜まりに溜まっているのよ? でも、あなた以外の男の人には絶対に許さないから安心してね。浮気や不倫なんて、下賤な未洗脳女のする事だわ。私達ハイグレ人間は、生涯を一人だけに捧げるの……❤」 浩子は息を荒くしながら、孝ににじり寄る。いやらしく舌なめずりをし、大きな乳房をこねくり回し、膣を弄ってびしょびしょに濡らす。彼女の左手薬指の結婚指輪――浩子の一番の宝物だ――が妖しく輝く。浩子はとうとう我慢出来なくなり、拘束された孝を押し倒した。 「バリア解除❤」 孝のズボンのチャックを開けて、彼の陰茎を取り出す浩子。その巧みな手捌きで、陰茎はたちまち大きくなっていく。浩子は一切の躊躇も無く、孝の陰茎を自分の膣に挿れる。浩子の膣に侵入する孝の陰茎は、まるで壁を突き破って侵入するドリルのようでもあった。 「ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ!」 皆に見られている事でより興奮したのか、ハイグレポーズを取りながら激しく腰を振る浩子。愛する孝とのセックスの為に密かに鍛えてきた膣の筋肉が、孝の陰茎をきつく締め上げる。最愛の妻の痴態に巧みかつ激しい腰使いの所為で、孝の気持ちとは裏腹に体は正直に反応した。 「止め、止めてくれ……浩子……」 「あなた❤ 良いわ❤ 好きなだけ中に出してね。ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ!」 自分は孝だけの物、孝と自分の間には何人たりとも入れやしない。その事を見せつけ、知らしめるように孝とまぐわう浩子。その後も、孝の唇に激しいディープキスを繰り返し、乳首を吸わせ、乳房を揉みしだかせる。その姿は、夫への愛と肉欲の奴隷というに相応しかった。もっとも、浩子にとっては望む所であるのだが。 裸ハイグレ人間達は、浩子の裸ハイグレセックスを応援するかのように、股間をびしょ濡れにさせながらハイグレポーズを繰り返す。仲間達の応援を受けて、浩子の中の“雌”が活発になっていく。妻が愛する夫に欲情し、貪る事は正しい事だ。ただの恋人では無い――正式な夫婦が激しくまぐわう事は、称賛されて然るべきだ。 夫だけを一途に愛する貞淑な妻として、夫だけを貪欲に欲する淫らな雌として、浩子は孝を犯す。そしてついに――――。 「ああ、イきそう……出して! お願い、中に出して! ちょうだい! あなたの精子、私にちょうだい! あ、あ、あ、あがあああっ! ハイグレーーーーーーーーーーッ!」 浩子が絶頂を迎えた事で、裸ハイグレ女はとうとう我慢出来なくなった。最愛の夫や恋人の元へ我先にと駆けより、キスの雨を降らせ、乳房を触らせる。相手の陰茎を自分の女陰に嬉々として差し込み、激しく、妖艶に腰を振る。 それはまさに、淫らにして美しい、心から愛し合う男女の狂宴の場であった……。 ――それから数か月後。 レジスタンスの構成員は、ハイグレ人間の居住区に送られた。レジスタンスの妻や恋人――既にハイグレ人間に洗脳された女達――は、夫や彼氏の再会に涙を流し、股間を濡らして大喜びした。無論、レジスタンス内部でも夫婦や恋人関係の者はいる。そういった面々は、これからの生活に胸を高鳴らせていた。ハイグレ人間に洗脳してもらっただけでなく、愛する男性とずっと一緒に暮らせるのだ。大いに喜ぶのも当然だ。 同様に浩子も、ハイグレ人間の居住区で、孝と二人で暮らしていた。朝から晩まで孝の事だけを考え、ハイグレポーズとハイグレセックスに勤しむ幸せな日々。かつてハイグレ魔王軍に盾をついていた頃は、孝との時間を取れなかった。その分を取り戻したくてたまらなかった。無駄な抵抗をせずに、すぐにハイグレ人間に洗脳されていれば、今頃は孝の子を二人は出産していたかもしれない。実に愚かな時間を過ごしたものだ。 だが、そんな事はもう関係ない。今の自分はハイグレ人間だ。これからは神聖なハイレグ水着や全裸でいられる。未洗脳者の服など、二度と着なくて良い。ハイグレ魔王軍に忠誠を誓い、煩わしいしがらみを忘れて、最愛の孝との愛をより深く育んでいく。 孝だけにしか許した事の無い、この唇、胸、尻、膣。孝だけに己の肉体と心を堂々と提供出来るこの喜びと幸せ。浩子はハイグレ人間に洗脳された事、孝だけの妻である事に、深く感謝をした。 「あなた……愛しているわ。私はあなただけのハイグレ奴隷よ❤ 好きなだけ犯してね。ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレェッ!」 この時、浩子は気付かなかった。自分の子宮に、孝との愛の結晶が宿った事に……。 <終> |
禍木三太郎
2020年12月20日(日) 22時43分04秒 公開 ■この作品の著作権は禍木三太郎さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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お久しぶりです。 リハビリからの「これぞ禍木さんワールド」という作品、堪能させて頂きました。 色んな方が創作されてきた王道の研究所シーンでも、裸ハイグレというスパイスを加える事でこんな違った雰囲気作れるのだとびっくりしました。 禍木さんといえばな人妻の濃厚性交もさすがで、しっかり興奮させて頂きました(笑) クリスマスの作品も楽しみにしております。 |
牙蓮 | ■2020-12-22 00:05:56 | 10.35.81.116.megaegg.ne.jp |
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