タイトル未定 |
異世界からゲートを通って襲来してきたハイグレ星人に地球が征服されてからは、地球は異世界侵略の拠点となった。 侵略された異世界が四桁になろうとしていたのは、地球がハイグレ化してから三年と半年が経った頃だった。 その頃になると、ハイグレ地球の至る所にハイグレ人間を教育する学校が建設されていた。 その中のひとつ、旧新宿のハイグレタウンの中心部にある魔王立第一ハイグレ学園の学園長室。 そこには、赤いハイレグの女がいた。 すらりとした四肢、ショートヘアーに釣り目に赤フレームの眼鏡・・・。彼女は、ハイグレ星人に異世界を渡る技術を与えた大久保静花・・・の力で、この地位に就いたハイグレ安孫子紫。 静花の先輩に当たる。 彼女は最初は、こんな仕事をするより、異世界で洗脳活動をしたいと大暴れしたが、「教育も魔王様のため」と周囲に諭され、渋々引き受けたのだ。 しかし、今の彼女は仕事に楽しみ・・・と愉しみを感じていた。 「さって、新入クラスの視察に行きますか!」 嬉々として学園長室を出る紫。 彼女はまず、地球人の女子高クラスへ向かった。 (今日は何の授業をやってるのかな・・・っと) そこでは、地球がハイグレ星人に襲撃されている映像を、生徒たちが見ていた。 彼女らの目はパンスト団に釘付けで、尊敬の念がこもっている様であった。 自分たちを転向させてくれたパンスト団は、ハイグレ人間たちにとってはハイグレ魔王、ハイグレ星人と同じく、尊敬と隷属を誓う対象なのだ。 「ああ・・・。一度だけパンスト兵様たちに輪姦されたことがあったけど、まさに至福の時間だったわぁ・・・」 その時を思い出して、廊下で一人、くねくねと身悶えする紫。 ひとしきり身悶えした後、彼女は女子高クラスを離れた。 彼女の目的は、このクラスではない、他のクラスだ。 浮かれた足取りで三つほど教室を過ぎると、一つ目の目的のクラスがあった。 そこでは、三十路近くの黄緑ハイレグの女教師が、大学生〜三十路のハイグレ女たちに授業を教えていた。 「・・・」 『さて、今日はパンスト兵様の極太パンストおちんぽに御奉仕する練習です。 皆さん、練習用のおちんぽは渡りましたね?』 『ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!』 『よろしい。ではまず、下品な顔になるように口を開けて・・・』 そう言って、『下品な』顔になる教師。だが、生徒たちは一人も笑わず、真剣に見ている。 なかには、もう真似をしている生徒もいた。 『こう開けたら、舌を出して、おちんぽの先に絡めて・・・はむぅ・・・・んんっ・・・』 と教師は練習ちんぽを半分くらいまで咥え込み、ゆっくりと根元までのピストン運動を開始した。 鼻の下を伸ばし、口をすぼめてひょっとこのような顔でフェラチオをする彼女を、生徒の大半が身を乗り出し、うっとりとした顔で見ている。 『・・・ぷはっ!皆さん、わかりましたね?これは中間試験の実技試験に出ますから、頑張って体得するように。では、練習始め!』 その言葉とともに、教室には下品な顔が溢れた。 表情を変える際、皆なぜか喘ぎ声を出すので、ここだけ見れば、アヘ顔で喘ぐ変体集団だ。 そんな教室に、紫は音もなく入り込んだ。皆アヘ顔になるのに夢中で、誰も彼女には気づかない。 「んん・・・」 「はむぅ・・・んっぐぐぐ・・・」 「おいひぃ〜」 などと練習ちんぽを咥えた生徒たちが言っている。ちなみに、彼女たちはがに股で立ったまま咥えているので、尻や脚の筋肉や食い込みが強調されており、淫靡さを増している。 その中の一人、水色のハイグレ姿の女性・・・洗脳される前はOLだった女性の後ろに紫は忍び寄る。例によって、気づかれていない。 そっと両手を伸ばし、柔らかな尻に手のひらをかざし・・・。 「ふんっ!」 「ほもぁっ!?」 尻をわしづかみすると同時に顔を突っ込み、ぐりぐりと押し付ける。 しかし、周りのハイグレ人間達は自分の世界にいて、二人には気づいていない。その状況に興奮した紫は、勢いを増してぐりぐりするが、生徒は練習ちんぽを咥えて離さない。 そのせいで助けを求められず、さらに紫が興奮し・・・、といった悪循環がなされていた。 「〜〜〜〜〜〜♪」 調子に乗って、前後にも動きを加える紫だったが、後頭部に何かが当たっているのに気づいて、ようやく尻から顔を離した。 「・・・」 「あはっ」 そこには、呆れ顔の教師が立っており、後ろの生徒たちはフェラをしながら、事の成り行きを見ていた。 「またですか?」 「だって学園長の仕事って暇だしつまんないんだもん。生徒にハイグレの仕方指導しようとすると、すぐにあなたが飛んできて・・・」 「だからって、授業視察の名目でいちいちいたずらされては困ります! これでは、パンスト兵様やハイグレ星人様に仕えるハイグレ人間の教育ができないでしょう!」 強い口調で言われて、肩を落とすも、すぐに何かを思いついたようだ。 「いたずらなんてとんでもないわ!授業を見て、何が足りないかを考えてあげてるのよ!? そんな私の気持ちを踏みにじるなんて!」 「・・・では、このクラスの足りないところとは?」 「いつまでも練習ちんぽじゃダメよ。 本番に備えて、本物のちんぽでやるべきだわ」 「本物の?ここは男子禁制ですから、ちんぽなんて一本もありませんよ?」 下品な単語を連呼する二人だが、洗脳されて多少の羞恥は全く感じなくなっているのだ。 「今年異世界から入学してきたH-12クラス。彼女たちの協力を、ね?」 「・・・! あのクラスですか?少し・・・問題があるのでは?」 「大丈夫よ!私が今から話つけてくるから!」 そう言って教室を飛び出した紫。 「・・・問題は、サイズのことなんですが・・・」 教師のボヤキを聞く生徒たちは、やめろという指示がまだないので、フェラを続けていた。 教室を飛び出た紫は、軽い足取りで歩いていた。すると。 『あぁん!どうして認めないんですかぁ!?』 困ったような声が聞こえてきた。 「・・・ここは確か、試験的な学級だったな」 そっと、教室の扉を少し開けて中を見る。 中では、黄緑色のハイグレを着た金髪のエルフが一人・・・先ほどの声の主であり、このクラスの教師。 彼女の前には、色とりどりのハイグレ姿の生徒たちが、怒りの形相で彼女をにらんでいた。 このクラスで、光線を浴びたのは教師のみ・・・。光線を浴びせずに、ハイグレ魔王に忠誠を誓わせることが出来るのかという魔王の側近たちの思いつきで、このクラスは作られた。 この生徒たちは、その試験体なのだ。 「ミィヤ先生!しっかりしてください!なにが魔王様ですか!奴は、私たちの世界を侵略した・・・」 「奴だなんて!魔王様に失礼ですよ、クリスさん!」 ミィヤの言葉に、生徒達は侮蔑の眼差しを向ける。 (学園長らしいこと、しなきゃね) 「はーい、こんにちわー。どうしたんですか、ミィヤ先生?何か困ったことでも?」 「ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!学園長、この子達、全然魔王様の素晴らしさを認めてくれないんですぅ」 目を潤ませてミィヤがすがってきた。 (ハイグレを着せて生活させるだけでは無理。教育ビデオもダメ。気持ちよさを体に叩き込むしかないのかな?) 「・・・あなたは引っ込んでいてください。私達とは関わり合いがないでしょう」 「あーら、今はそうでも、あなた達が同志になれば・・・私の生徒になるのよ?関わり合いがないわけじゃないわ」 へらへらと話す紫に、クリスは目を剥いて怒鳴った。 「誰があなた達の同族に・・・」 「授業中よぉ。静かにしてくれない?」 さえぎる様に、甘ったるい声が聞こえてきた。 見ると、ドアの近くに紅いハイグレ姿の女がいた。 ただの女ではない。肌は青く、背中からは蝙蝠のような翼、尻からは人を突き殺せるような細い尻尾が伸びていて、紫たちを見る目は金色に光っていた。 「あっ、悪魔さん」 「悪魔さん・・・ね。デーモンって呼んでくれると嬉しいけどねぇ」 尻尾をいじりながらデーモン。そこで、紫は思いついた。 「ね、シュラスカ先生。あなた達の種族って、人に快楽教えるのが趣味だったわよね?」 「ひどい言い方だけど・・・まぁ、そうですねぇ」 考えがわかったのか、シュラスカの翼が少し広がった。 「この子達に、ハイグレの快楽を教えるのってできる?」 「・・・」 質問には答えず、凄絶な微笑を浮かべて舌なめずりをして、彼女は教室を出て行った。 そして、すぐにデーモンクラスの生徒たちが移動して来た。 「さ、ハイグレの素晴らしさを知りながら堕ちなさい」 数分後、どこから取り出したのか、天井から伸びるロープ、床に固定された足枷でエルフ生徒達は拘束されていた。しかも。 「こ、こんな屈辱的な格好で拘束されるくらいなら、死んだほうがいいわ!」 と生徒達は叫ぶ。 天井からのロープで両腕はまっすぐ上に伸ばした状態で束縛され、足はがに股に開かれて足枷で固定されているのだ。かなりみっともない。 そんな彼女達をデーモンたちは笑って見ていたが、ガスマスクをしているため、よくわからない。 「んで・・・、このガスは?」 「発情させる・・・媚薬みたいなガスですよ。というか、マスクしないと発情しちゃいますよ?」 あわててマスクを着ける紫。 紫が着用したのを確認すると、シュラスカはデーモン生徒たちをエルフ生徒の前に立たせる・・・二人一組になるように。 その間、エルフはデーモンを睨み続け、デーモンはエルフを舐めるように見ていた。 「じゃ、やりなさい」 シュラスカの号令とともに、彼女の生徒達はエルフの肩に手を置き、ぐっと下に体重をかけた。 「〜〜〜〜!!」 肩を下に押され、腰が落とされ、四股を踏む形になる。そんなエルフの股間に、身に着けたハイグレが食い込んでいく。 股間の筋肉が広げられ、心地いいくらいの痛みを感じて。ハイグレの食い込みを感じて。彼女らは一斉に喘いだ。 「やぁぁんっ!」 「き、気持ちいい〜」 「イク!イっちゃう!」 そんなエルフたちを見て、デーモンたちはリズムをつけて力を入れ始める。そのリズムに合わせて、喘ぎ声が上がる。その様子を見て満足げな表情をする紫だが、リーダー格のクリスをはじめとする、ごく少数が快感を我慢して辛そうな顔をしているのを見つけると、「どうすんのよ?」といった感じに、 シュラスカの脇を小突いた。それに気づいたシュラスカは、教室の隅から箱のようなものを抱えてきた。 それを床に置き、なにやら弄ると、教室の中にハイグレシスターの姿が映し出された。 『ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!皆さん、こんにちは。今日も一日を平和に過ごせることを、偉大なる支配者、ハイグレ魔王様に感謝しましょう・・・』 と、バーチャシスターは語りだした。 (悪魔がシスターの力を借りるなんて、おかしな光景ね・・・) 何度も見たシスターとシュラスカを見ながら、紫は声を出さずに笑っていた。 |
天外
2009年07月03日(金) 20時07分04秒 公開 ■この作品の著作権は天外さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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