灼熱の大地のハイグレ女剣士

鳥取県に住む高校3年生『神谷 進』俺のフェイバリットプレイスは鳥取砂丘。
「・・・桜、何を考えてるんだ?」
「進に似合うかなって。」
俺の彼女『花道 桜』ピンクの髪をしてお団子頭、見た目はいいんだが、個性的というか、異常というか・・・なんたって俺に女物の水着を着せようと考えているんだ。
「普通に着れない。」
「意地悪。」
意地悪っていうか、着たら男として終わるような気がする。
「そ、そんなことよりさ、遊びにでも行かないか?」
「わーい、行こ〜。」
そう、桜は純粋なところが可愛いんだよ。
「何処に行きたい?」
「砂丘、砂丘。」
「いいね。」
俺と桜は砂丘に向けて出発。

行く道の途中、俺は少女2人に声をかけられた。俺の友人『橋山 恵理』と『田代 沙希』の二人仲良く肩にかかるくらいの髪で恵理は赤、沙希は青だ。
「あれ?進君、デート?」
「まぁ、そんなところ。」
「何処に行くの?」
「砂丘にね。」
考えてみたら渋くないか?
「あ、同じなんだ。」
俺たち4人は渋いようだ。
「進、早く行こうよぉ。」
「わかったって。」
「それじゃデートを楽しんでね。」
恵理と沙希は去っていった。
「同じ道なんだけどなぁ・・・。」
「ほらほら、早く行こうよ。」
桜に手を握られ、俺は砂丘へ・・・ってどうして砂丘なんだ!?もう少しいい響きの言葉はないのか・・・。

砂丘についた俺と桜。
「暑い、この暑さはなんともいえない。」
「進は本当に砂丘が好きだねぇ。」
そりゃそうだ。
「あはは、ラクダがいるよ。」
そりゃそうだ。
「やっぱり広いね。」
そりゃそうだ。
「剣を持った女の人が歩いてる。」
そりゃ・・・おかしい。
「何処だ?」
「あれ?見間違いだった。」
「何だ、見間違いか。」
俺と桜はいろいろと見て回った。
「ねぇ進、最近学校でうわさになってるんだけどさ、ハイグレ人間って知ってる?」
「何だそれ。」
「えっとね、ハイグレ人間って言うのはね、ハイレグ水着を着てコマネチをしてハイグレ魔王に忠誠を誓う人。」
多分ガセネタだろう。
「コマネチ?ふざけてんのか?」
「ほんとだもん。」
『ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!』
「ほらあの人みたいに。」
あっ、ほんとだ・・・ってマジで?
「な、何だ!?いくら暑いからってここまで人は狂うものなのか!?」
「進、どうしよう・・・。」
「警察でも呼ぶか。」
俺は携帯電話を取り出す。
「もしもし、警察ですか?」
「ハイグレッ!ハイグレッ!警察ですけど、ハイグレッ!何か?」
ガチャッ、ツー、ツー。
「駄目だ、警察も逝っちまってる。」
「やっぱりハイグレ人間なんだよぉ、逃げよう。」
「・・・そうだ、学校でうわさになってるんだったら対処法があるんじゃないか?」
今はハイグレ人間のことを知ってる桜が頼りだ。
「えっと、一度狙われたら仲良くハイグレをするしかないって。」
成程、情報は役立たずってわけか。
「桜、逃げるぞ。」
「うん。」
俺と桜は走り出す。それにしても普通の服を着た人が見当たらない。
『あっちにハイグレ人間になってない子供がいる!!』
「まずい、気づかれた。」
「進・・先に行って・・・・。」
「え?何て言・・・!?」
俺の横を走っていた桜が倒れた。
「おい!桜!」
「・・・・・ごめんね・・。」
桜はゆっくりと目を閉じたって、待て、砂丘でくたばるな!!
『見つけた、あそこだ。』
『取り押さえましょう。』
いつの間にかハイグレ人間共が集まっていた。
「上等だ、かかってこいよ。」
これでも俺はケンカに自信がある。
ハイグレ人間は銃を取り出す・・・
「待て!!それはなしだろ。」
駄目だ、撃つ構えをしてる、俺はここで終わるんだ・・・。
「あきらめたら駄目よ。」
俺の視界が煙で見えなくなって、腹を殴られて気絶をした・・・・・。

一時間くらい経っただろう、俺は目を覚ました。
・・・ここはどこだろう・・・・なんとなく冷たい・・。





・・・プールの中だ・・・





「なぜだぁぁ!!」
俺は急いでプールサイドに泳ぎ着いた。女性がいる・・・って、俺の姉じゃねぇか!
「あら?無事だったの?」
「なぜ・・・なぜ俺をプールに沈めた?」
「ちゃめっけでね♪」
ちゃめっけで人が死んだらいろいろと問題がある気がする。
「で、何があったんだ?」
「ハイグレ星人の攻撃よ。」
「そんなことより、まず桜はどこだ?」
「あんたが聞いたんでしょ?・・・残念だけど桜ちゃんは・・・。」
「そんな・・・。」
桜がハイグレ人間になったのか!?色はピンクだよな!?是非見たい!!
「私たちの家で休んでるわ。」
「Why?」(なぜ?)
「Because・・・あなたを沈めたかったから。」(なぜなら・・・)
会話になってません・・・見たかった、桜のハイレグ水着姿・・・。
「ほら、家に帰りますよ。話があります。」
「ハイグレ人間の話か。」
「いいえ、次はあなたをどうやって死滅させるかです。」
なぜだろう・・・心が痛い。

続く
new002
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2010年03月18日(木) 18時13分49秒 公開
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■作者からのメッセージ
new002です。
皆さんはこう言いたいですよね。
「書きかけのSSはどうするんだ!!」
やります書きます終わらせます。
と言っても、いつになるかは分かりません。
でも投げ出しはしません。
どうか温かい目で見てください。