クロスワールド AHSVSハイグレ
第1章 迷い猫とハイグレと満足

舞台は鈴音町私立梅ノ森学園
そこではハイグレ魔王の部下であるTバック男爵とパンスト兵が洗脳活動を行なっていた
「パンスト兵!この学園にいる奴等を一人残らずハイグレ人間にしろ!!」
その言葉を合図に侵攻するパンスト兵達
戦う術もない生徒達は次々と洗脳されてしまう
「「ハイグレッ!ハイグレッ!」」と響く学園内はまさに地獄とかしていた
「文乃…何処にいるんだ…」
未だハイグレ光線をうけていない生徒、都築巧は幼馴染みである芹沢文乃を探していた
「早く探さないと文乃もみんなみたいに…」
―30分前―
「ここは私達に任せなさい!行くわよ!佐藤!鈴木!」
「「はい!お嬢様!」」
「にゃあ…巧、大丈夫だから」

千世、希、佐藤、鈴木…俺はみんなの言葉を信じた…だけどそれは間違いだったんだ!その後見た光景が…
「「「「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」」」」
4人共ハイグレ人間にされた姿だったんだ…千世は緑、希は水色、メイド2人はピンクのハイレグをきて懸命にハイグレポーズをしていた…快感を得た顔をしながら…

「巧…何処にいるのよ」一方文乃のほうも巧を探していた
「おい!未洗脳者だ!」
「やばっ!」
文乃は慌てて逃げる。だが相手はハイグレ人間
普通の人間より高い身体能力を秘めている。
捕まるのも時間の問題…そう思った時だった
「ギャアァァァ!!」
悲鳴が聞こえたので後ろを振り向く
するとメイド服姿の赤い髪をツインテールにした少女がハイグレ人間を倒していた。大鎌を振りかざしながら
「ふぅ…きりがありませんわね」
「ちょっとあんた誰よ!?」
「いきなりご挨拶ですわね…私は冥土へ誘うものアイリ。AHSのメンバーですの」
AHS?訳わかんない…
「とりあえずここから逃げますわよ!」
「おっと!そうはいかないよ」
その声のするほうに振り向く2人
「叶絵!アンタまで…」「ハイグレッ!ハイグレッ!文乃もハイグレ人間にしてあげる」
そこにいたのは黄色のハイレグを着たハイグレ人間鳴子叶絵だった
「ここは私が引き受けますわ!」
大鎌を構えるアイリ
「残念だけどハイグレ人間にするのは私じゃないんだよね」
ニヤリと邪悪な笑みを浮かべる叶絵
「しまっ!」
振り向いた時には遅く、後ろのパンスト兵二人にハイグレ光線を浴びせられてしまう
「きゃあああああ!!」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!」
2人はその場で大の字になり、体が光に包まれる。少しして光が消えると文乃は赤、アイリは黒のハイレグ姿になった
「恥ずかしいですわ…ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「体が勝手に…ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

2人は顔を紅潮させながら恥ずかしそうにコマネチを繰り返す
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレ!!」
しばらくすると顔が快楽の表情に変わった。すっかりハイグレの虜になり、激しく手をV字に動かす。そして
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレメイドアイリ、洗脳完了しました!私の全てを魔王様のために!ハイグレッ!!」
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレ人間芹沢文乃、洗脳完了しました!私の全てを魔王様のために!ハイグレッ!!」
ここに新たなハイグレ人間が誕生した
「文乃!大丈夫か?ふみ…の」
丁度そこに巧がやってきた
だがそこにいたのはハイグレ人間とかした文乃だった
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!丁度よかったわ。巧、あんたもハイグレ人間にしてあげる!」
ハイグレしながらそう言うと、ハイグレ光線銃を向ける
「ここまでなのか…」
力なく膝をつく巧
「あきらめるな!!」
その声と同時に近くの窓ガラスを突き破りパンスト兵2人を蹴散らした
「あ、貴方は?」
「俺?俺はAHSのメンバーさ」
キャップ帽を深く被った少年が笑みを浮かべながら言う
「アイリ、洗脳されてしまうとは…」
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレ人間は素晴らしいですわよ?」
帽子の少年にハイグレポーズを見せつけるアイリ
「洗脳されてから30分たってなければいいんだけど」
そう言うと少年は金の銃を文乃とアイリに向けて撃った
注射器みたいなものが太股に命中した
「あふん?」
「ふにゃ?」
命中した2人はそのまま倒れた
しばらくすると二人の服装が元に戻っていた
「これで大丈夫だ」
「そうは行かないよ?」
叶絵が少年に向けてハイグレ光線を撃った
しかし少年は銃でいなすと、叶絵にボディブローを打つ
「がっ!」
「許してくれ…」
叶絵はそのまま気絶してしまう
「よし!ここから逃げるぞ!アイリ起きて?」
「う〜ん…祥平様?」
「そこにいる女の子をおんぶしてくれ。窓から逃げる」
「わかりましたわ!」
アイリはそういうと文乃をおんぶして窓から飛び降りる
「アイリは死霊だから飛べるんだ!だから安心してくれ…」
「そうなんですか?」
非常識過ぎると思ったが、この現状を見てはそんなことも言ってられない
「次は俺達の番だ…しっかり捕まってろよ?」
「はい!」
祥平は巧を背負い3階から飛び降りた
「インフェルニティ・デーモン!!」
そう叫ぶと祥平は銃を下に向けて打つ
すると青い服をきた悪魔が現れ魔法陣のようなものを出して二人を受け止め、ゆっくりと地面に降ろした
「助かったよ、デーモン♪」
デーモンと呼ばれたモンスターはニヤリと笑うと銃の中に戻って行った
「さて、あとは…」
「祥平!」
呼ばれたほうを見ると青いバイクとアイリ達がこっちに近付いてきた
「鬼柳!無事でよかった!」
「祥平!お前もな!」
2人はハイタッチをする
「Tバック男爵は?」
「奴はゲイだって聞いてたからな…デストロイヤーで掘ってやったぜ」
「流石鬼柳!やることが違う!」
「そんな会話してる暇はありませんわよ?」
アイリがやれやれと言うような表情を浮かべる
しかし時既に遅く、気付いた時にはハイグレ人間が周りを取り囲んでいた
「巧!文乃!アンタ達もハイグレ人間になりなさい!」
「にゃあ…みんなでハイグレしよう?」
その中には千世や希もいた
「祥平さんって言いましたよね?あの2人を元にもどせませんか?」
「30分以内なら間に合うけど、もう無理だよ」
悔しそうに表情を歪める祥平

「よし!それじゃあ逃げるぞ!しっかりつかまれよ!」
みんなが捕まったのを確認すると、バイクを走らせる。すると一瞬でその場から消えた


「うう…」
「お目覚めになられましたか?」
「あ、あんた…あたし、ハイグレ人間にされたんじゃ…」
文乃の記憶ではハイグレ人間にされたはず
それなのにどうして…
「祥平様のおかげですわ…私達がハイグレ人間にされてしまったところを直していただいたのですわ」
恥ずかしそうに笑いながらアイリが言った
「…そうだ!巧は!?」
「文乃!?」
文乃の声を聞き付けて、巧が入ってくる
5人の知らない男の人達も一緒に入ってきた
「よかった!無事で…」
「あ、あんたが私の心配するなんて100年早いわよ…」
口でそうは言ってるがまんざらでもないようで、顔が真っ赤になっている
「そうだ!巧、あたしのハイグレポーズ見た!?」
「いや…その…見ました」
「二回死ね〜!!」
「うぎゃあああ!」
苦笑いを浮かべる巧を渾身の力で文乃は殴り飛ばした
「全く…ところでここは?」
「ここはAHSの本拠地。ハイグレ魔王も入って来れない場所だ」
水色の長い髪をした男が告げる
「まずは軽く自己紹介と行こうぜ?」
「あたしの名前は芹沢文乃!で、こっちの倒れてるのが」
「都築巧です…俺達は幼馴染みなんです」
真っ赤に腫れた頬を擦りながら自己紹介をした
「巧様には挨拶がまだ出したわね?私は冥土へ誘うものアイリと申します。アイリとお呼びください」
スカートを広げ丁寧に挨拶をする
「次は俺だな。不動遊星だ。これからよろしく頼む」
蟹のような髪型が印象深い青年が優しく微笑んだ
「ジャックアトラスだ!」
身長の大きい金髪の男が一言
「クロウホーガンだ!よろしくな!」
顔にマーカーだらけの男と握手を交わす
「俺は小波祥平…メンバー以外からは、コナミ君て呼ばれてるよ」
「あの…助けてくれてありがとう」
「どういたしまして!」巧と文乃に優しく笑いかけた

「そして俺がAHSリーダーの鬼柳京介だ。満足させてくれよ?」
先程のロン毛の少年
「AHSってなんですか?」
「AHS、アンチハイグレサティスファクションのことだ」
「俺達はハイグレ魔王を始末する組織の一員なのさ!」
DD
2010年10月04日(月) 18時28分31秒 公開
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■作者からのメッセージ
初めまして〜m(_ _)m
このお話しは遊戯王のチームサティスファクションのメンバーを主体に進めて行きます。初めての小説なので、皆様を満足させることができないかもしれませんが、頑張りますのでよろしくお願いします!ちなみに小波君はタッグフォースの主人公ですので、お見知りおきを…あと2作品クロスさせたいと思います